■ ID | 292 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 地域の実態に即した保全生物の生息条件の解明(鳥類) |
■ 著者 | 嶋田知英
埼玉県環境科学国際センター 渡辺俊朗 埼玉県農林総合研究センター 加藤 徹 埼玉県農林総合研究センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 自然再生のための住民参加型生物保全水利施設管理システム検討会、平成15年10月3日 |
■ 抄録・要旨 | 水田や農業用水路は、生産の場であるとともに、多くの生物に生息環境を提供しているが、その具体的な役割については十分解明されていない。そこで、水田生態系に強く依存するシラサギ類を対象に、本県における生息実態の把握と、水田や用水路との関係について調査を行った。その結果、2003年には県内にコロニーが5ヶ所、夏ねぐらが3ヶ所確認された。これは1992年に環境省が行った調査(コロニー14ヶ所)に比べかなり少なく、また、同じ地点で確認されてたコロニーは、久喜市の1ヶ所のみであった。餌場として重要な水田と河川のコロニー周辺における分布を地理情報システム(GIS)を用いて解析した。その結果、長期間安定している久喜市のコロニー周辺は、他のコロニーに比べ、水田率、河川総延長ともに高く、多くの採餌場がコロニー周辺に存在している明らかとなった。 |
■ キーワード | サギ、コロニー、水田生態系 |
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